Q.妊娠し、悪阻がひどい社員がほとんど出勤していません。解雇できますか?

妊娠を理由に解雇することはできません

blnak

妊娠を理由に解雇することはできません。妊娠による悪つわりは病気ではありませんのでもし、就業規則の解雇要件に病気等により一定期間以上出社が困難な場合を明記してあったとしても該当しません。


男女雇用機会均等法の「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律」で、妊娠または出産に起因する症状(つわり、切迫流産など)により労務の提供をできなかったとしても解雇その他不利益な取り扱いをしてはいけないとされており、解雇しても無効であるとしています。


女性労働者に無理やり「同意」させたとしても、女性労働者の真意に基づくものでないと認められるときは、「退職強要」に該当し、許されません。


ただ、雇用人数の関係や、新たに人を雇用するとなると、経営状況も変わってきます。 妊婦の保護観点は非常に高いのが事実です。


こういった場合、この労働者の処遇をどうするかですが
1、休職制度が就業規則にあるなら、休職扱いとする。
2、休職制度がない場合、欠勤扱いにする。


欠勤扱いなら賃金を支払う必要はありません。雇用保険は、保険料を負担しなくてもかまいませんが、社会保険(健康保険・厚生年金)に加入している場合は、保険料を支払わなくてはなりません。


また労使間でよく話し合った上で合意の上の自主退職かですが、本人の合意がなければ 認めらず、強要と訴えられた場合、使用者が同法第119条第1号に該当し、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金に処せられます。


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