「知・心・体・技-『技術』の重要性」
技術は最重要要素
さて、このような順番で書いていきますと、「何だ、技術はあまり重視されないのか」といった声が聞こえてきそうですが、それは些か本旨と意を異にします。
『技術』は言わば『勝負どころ』として重要な位置づけにある ことは間違いのない事実で、決して軽んじているわけではありません。
『勝負どころ』に達するまでに負けてしまわないように、 『正しい情報を集め』、『財務を健全に発展させ』、『魅力溢れる人材を育成する』という基礎的な周辺部分を固める ことが大切だということなのです。
まさに『評価の関所』と同じではないですか。『技術に裏打ちされた内容』を『勝負どころ』とするのであれば、 まず『外見』をクリアーし、更に『話し方』で相手の関心を自分に向けなければ土俵にすら上がれない。
これはつまり、『重要度の順位』とこれまで呼んで来ましたが、『ハードルの順番』とでも言い直した方が良いかもしれません。 しかし技術以外の要素についての関心や研究は、多くの歯科医師にとっては専門外の、 どちらかと言えば不得手な領域であるだけにどうしても疎かになりがちで、最初のハードルでつまづくと勝負は絶望的になるという意味で、 技術以外の要素に敢えて優先的な位置付けを与えているのだと理解してもらいたいのです。
『技術』は言わば『勝負どころ』として重要な位置づけにある ことは間違いのない事実で、決して軽んじているわけではありません。
『勝負どころ』に達するまでに負けてしまわないように、 『正しい情報を集め』、『財務を健全に発展させ』、『魅力溢れる人材を育成する』という基礎的な周辺部分を固める ことが大切だということなのです。
まさに『評価の関所』と同じではないですか。『技術に裏打ちされた内容』を『勝負どころ』とするのであれば、 まず『外見』をクリアーし、更に『話し方』で相手の関心を自分に向けなければ土俵にすら上がれない。
これはつまり、『重要度の順位』とこれまで呼んで来ましたが、『ハードルの順番』とでも言い直した方が良いかもしれません。 しかし技術以外の要素についての関心や研究は、多くの歯科医師にとっては専門外の、 どちらかと言えば不得手な領域であるだけにどうしても疎かになりがちで、最初のハードルでつまづくと勝負は絶望的になるという意味で、 技術以外の要素に敢えて優先的な位置付けを与えているのだと理解してもらいたいのです。
無理やりの増収を目指すのは危険
売上を上げることばかりに躍起になっていますと、ついつい身の丈を超えた高額治療に走ったり、薄利多売を狙った値引き合戦に巻き込まれたりして、最も重要な品質向上が図れなくなります。
それこそ『100年に一度の不況』である今は、無理やり売上増大を目指すのではなく、 経営資源に磨きをかけ、日々の業務の中からムダ・ムリ・ムラを一掃するように内部点検をきちんと行う ことをお勧めします。
それこそ『100年に一度の不況』である今は、無理やり売上増大を目指すのではなく、 経営資源に磨きをかけ、日々の業務の中からムダ・ムリ・ムラを一掃するように内部点検をきちんと行う ことをお勧めします。
今は減収増益を以って佳としよう
勿論、売上が増えるに越したことはありませんが、無理を重ねた増収はどこかにほころびが出るものです。顧客側に出た場合は信用低下やクレームからの
顧客離れ
となるでしょうし、院内に出た場合は組織崩壊、
スタッフ離れ
が引き起こされるでしょう。
無理な増収 → 顧客へほころび出現 → 信用低下・クレーム → 顧客離れ
→ 院内へほころび出現 → 組織崩壊 → スタッフ離れ
大切なことは無理をしない範囲で質の高い治療と正しい経営を行うこと です。仮にその結果が売上減少であってもそれは社会の背景を見ればやむを得ないところです。 減収であっても増益となるような努力と工夫をすればよい のです。
無理な増収 → 顧客へほころび出現 → 信用低下・クレーム → 顧客離れ
→ 院内へほころび出現 → 組織崩壊 → スタッフ離れ
大切なことは無理をしない範囲で質の高い治療と正しい経営を行うこと です。仮にその結果が売上減少であってもそれは社会の背景を見ればやむを得ないところです。 減収であっても増益となるような努力と工夫をすればよい のです。
再び『自分さえ良ければ病』の世界には戻るまい
不況が回復した暁、私たちは自らを暗黒の世界に陥れた『グローバル恐慌発生前夜』の社会に再び戻ろうとするのでしょうか。そうであってはならないように思います。
私たちはこの、『100年に一度』をそれぞれが自己責任と感じ、自己再生への契機にするべきではないかと思えてきました。
再び私たちは「同じ轍は踏まない」ことを誓い、売上至上主義の世界、勝ち組を目指す『自分さえ良ければ病』の世界に舞い戻ることを避けるべき なのだと思います。
私たちはこの、『100年に一度』をそれぞれが自己責任と感じ、自己再生への契機にするべきではないかと思えてきました。
再び私たちは「同じ轍は踏まない」ことを誓い、売上至上主義の世界、勝ち組を目指す『自分さえ良ければ病』の世界に舞い戻ることを避けるべき なのだと思います。
この文章は、株式会社DBMコンサルティング発行「Management Club Report Jun.2009/Vol.78」より
宮原秀三郎著『減収でもいい、増益を目指そう!』の内容を一部抜粋したものです。
- 歯科コンサルタント宮原秀三郎のMonthly Opinion
- 朱に交われば赤くなる
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