歯科業界ロングインタビュー 東京歯科衛生専門学校(後編)

 今回のでんたろうロングインタビューでは、東京都北区にある東京歯科衛生専門学校の田岡先生にお話を伺ってきました。

歯科衛生士の不足


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でんたろう 歯科業界全体の悩みで、歯科衛生士さんの数が非常に足りない、と言われていますよね。


TDH田岡 はい。毎年多くの求人票が学校に届きます。学生数の10〜11倍の求人件数です。就職率は100%です。


でんたろう 採用する医院側が、子供のいる人は遠慮することがあるとも聞きますが。


TDH田岡 うーん。卒業生が相談に来たときには、それほどではないですね。子供ができても再就職する人は多いです。医院側とよく話し合ってほしいですね。


でんたろう こちらに求人を出していただいてる医院さんとかに、出産をしてちょっと現場を離れてたんだけど、という卒業生を紹介したりということも学校としてはされているですか?


TDH田岡 もちろんしています。結婚・出産に限らず、卒業生も再就職を考えているときには相談に来ます。卒業生には学校に届いている求人票から紹介しています。



歯科衛生士を目指す方へ


でんたろう ではこれから歯科業界を目指したいと思っている方たちにエールをお願いします。


TDH田岡 お口の働きは、お話をしたり、おいしく食事をしたり、全身の健康に関わります。それを支えるのが歯科医療です。そして、歯科衛生士は歯科診療のサポートも行いますが、歯科疾患にかからないように、健康を維持できるように予防業務を行うやりがいのある仕事です。ぜひとも目指していただきたいと思います。


でんたろう 歯科コンサルタントの先生に伺ったんですけれども、今まで歯医者というと、歯の修理屋さんという印象がちょっとありましたよと。歯を治すだけではなくて、歯の総合ケアというか、総合医療として地位が確立しつつあるというところで働きがいも当然たくさんありますし、歯科衛生士さんたちの担うところが非常に多岐多様にわたってきていると。


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TDH田岡 そうですね。歯科衛生士は、歯科予防のプロです。むし歯予防の薬を練塗ったり、石のように硬く付いた歯石を取ったりするのは国家資格を持っている人しかできません。患者さんに個別に歯の磨き方をお教えしたりしますが、学校、職場や高齢者施設に出向き保健活動もおこなったりします。保健所では妊産婦の方や乳幼児の生活習慣や口腔内の健康を維持するための指導をおこないます。高齢者施設や障害者施設では口腔の機能を高めるための専門的な口腔ケアや摂食機能訓練をすることで生活の質の向上をはかります。ホワイトニングなど審美歯科や在宅訪問歯科診療でも歯科衛生士は活躍しています。
また、患者さんの緊張している気持ちをリラッスクさせたり、歯科医師の間にはいって、意思の疎通をはかったりなど歯科衛生士は歯科医療には、かかせない存在です。


歯科衛生士というのは、歯科治療のサポートだけではなく、予防も含めて、おいしく食事ができ、楽しくお話しができるように、お腹の赤ちゃんからお年寄りまでお付き合いさせていただく仕事です。 患者さんからの感謝の言葉がなにより、やりがいを感じます。




でんたろうへのエール


でんたろう 最後になりますが、「歯科求人でんたろう」にもエールをお願いします。


TDH田岡 就職は学生にとって次の目標になるわけです。学校にいただく求人票もありますが、「でんたろう」さんにたくさんの場所を提供していただきたいと願っています。ぜひとも頑張っていただきたいと思っています。


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東京歯科衛生専門学校(TDH)

広報部長 兼 教務副主任 田岡明美先生
公式HP : http://www.tdh.ac.jp
TEL:03-3910-7211

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TDH田岡先生 田岡 明美先生 PROFILE
衛生士専門学校を卒業後、歯科衛生士として勤務。その後、東京歯科衛生士専門学校で「歯科予防処置」を教えるかたわら、広報担当としてTDHのみならず歯科衛生士の周知に力を入れている。

東京歯科衛生専門学校
1942年に母体となる学校法人桜丘が設立される。その後1983年に歯科衛生士のための教育機関として東京歯科衛生専門学校が開校。現在までに1600名を超える歯科衛生士を輩出している。
学生の就職活動だけでなく、卒業生の出産育児からの復帰を積極的に支援し、現在の歯科衛生士不足にも学校として積極的に関わっている。
実習を初めとしたカリキュラムの充実さに加え、日本庭園をもつ邸宅跡を丁寧に生かした学習環境は学生にも好評で、学校は第1回北区景観賞に選ばれている。


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