歯科業界ロングインタビュー 東京歯科衛生専門学校(中編)

 今回のでんたろうロングインタビューでは、東京都北区にある東京歯科衛生専門学校の田岡先生にお話を伺ってきました。

3割の生徒が社会人から歯科衛生士に



でんたろう 入学生についてですが。高校から専門学校に入学される方以外にも、社会人から入学される生徒さんが結構いらっしゃるという話を聞いたんですが?


TDH田岡 そうですね大体3割ぐらいいらっしゃいますね。

でんたろう 3割もいらっしゃるんですね?その方たちは、歯科とは関係のない企業に勤めて?それとも歯科助手などを経験して、衛生士の資格を取るために入学されて?


TDH田岡 歯科助手として歯科医院に就職して、そこの歯科衛生士さんの仕事を見て、歯科衛生士になりたいと思う方が圧倒的に多いですね


でんたろう 非常に向上心が高いのでは?


TDH田岡 そうですね。歯科助手を経験して歯科衛生士になりたいという方はとても強い目的意識を持っていますので、やる気はすごくお持ちです。


でんたろう 周りの生徒さんへの影響力というのも、非常に大きいのでは?


TDH田岡 大きいですね。とても積極的ですから、クラスのリーダー的存在になってくれています。ある程度経験していますからイメージがしやすいんだと思います。経験が知識と繋がると益々やる気が出てくるのでしょう。

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就職活動について


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でんたろう 卒業をして、どれぐらいの方が歯科業界に進まれるんですか?


TDH田岡 100%全員ですね。歯科衛生士として就職していきます。


でんたろう 就職先を探すときに、でんたろうを含めいろいろな求人情報がありますが。学校の求人票で探したり、生徒自身で見つけてきたり。どのような場合が多いですか?


TDH田岡 そうですね半々ですね。若干自分で探してくるほうが多いかもしれません。その年によって違いますが。


でんたろう 就職先を決めるまでにどれぐらいの医院さんを回られるものでしょう?


TDH田岡 大体5、6件ぐらいですね。


でんたろう その5、6件というのも、学校のほうである程度用意してあげて?


TDH田岡 学校の方には学生数の10〜11倍の求人票が届きます。学生にはどういうようなところに就職したいのか、地域や諸条件のアンケートを取って、学生の希望を把握します。希望に合ったところが来た場合には学校の方から紹介することもありますが、だいたいは自分で、求人票の中から選びます。


でんたろう 相談されることはあるのでしょうか。


TDH田岡 担任が就職の相談を受けます。一般の歯科医院の他、大学の附属病院や老人施設などに就職を希望する学生には、求人がある場合、積極的に勧めています。労働条件についての相談も多いです。



見学する時間を十分とること


でんたろう 学生さんが就職活動をするときに、何かアドバイスはありますか?


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TDH田岡 見学する時間を十分にとりなさい、と指導しています。しっかり半日なり1日という単位で、よく十分時間をとって見学するよう勧めています。歯科医院の先生にもご理解いただいています。


でんたろう なるほど。当然現場を見学してよく見て、基本的には皆さん入られるとは思うんですが、やはり実際に働き出してからあるありがちなトラブルというのはありますか?


TDH田岡 ありがちなのは、やはり人間関係ですよね。悩みを相談に来る卒業生はいますね。


でんたろう たしかに、歯科に限らないですが、1日2日見学したではなかなかわからない部分ですね。


TDH田岡 そうですね。人間関係はやっぱり実際に共に働いてみてないと分からないところがありますからね。
労働条件についてのトラブルは、少なくなりました。面接時にしっかりと条件等を確認して、納得した上で書面に記したものをもらっています。


でんたろう 書面でもらうのですか。


TDH田岡 はい。トラブルをなくすためです。口約束だけですと、「言った」「言わない」になってしまいますので、それは双方にとって、いいと思います。


でんたろう なるほど。それでは求人票を出してくれる医院さんに、きちんとそういう労働条件は明記してくださいねと、お互いのトラブルをなくするためにもね、という事ですね。



大変だけども楽しい学校生活


でんたろう 学校に入学したが、退学してしまう学生さんもいらっしゃると思うんですけれども、退学される理由などはありますか?


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TDH田岡 そうですね。体調不良で残念ながら退学になってしまう人がいます。3年制になって、段階的に学べますので、理解しやすくなり、途中で断念する人は少なくなってきました。


カリキュラムの内容は豊富で、学生は楽しく学べているようです。時間的にもゆとりができた中で、いろんなバリエーションのある授業をすることによって楽しく学べるようになってきたのかなと思います。


でんたろう これは非常に…学ぶ上では非常に大きいところですよね。楽しく学べるというのは。


TDH田岡 そうですね。大変ながらも、充実感を持って頑張っていますよ。




実習を重ね自信をもって就職


でんたろう 就職をして社会に出ていく際に、「実際に社会に出て、やっていけるのかしら」といった不安はありますか?


TDH田岡 だれでも新しい環境では、不安はあると思います。ただ在学中に学んだ知識、さまざまな実習や豊富な臨地実習での経験を自信に繋げてほしいと思っています。


でんたろう なるほど。いろんな実習を重ねて、自信ができてくるというか、いろいろ体験をして、よし頑張ろうというような気持ちになれるところですかね。


TDH田岡 そうです。


でんたろう 一般企業だと、なかなか事前に働いてみるというのは、なかなかできませんからね。


TDH田岡 そうですね。専門学校ですので、より実践的な訓練をしています。


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東京歯科衛生専門学校(TDH)

広報部長 兼 教務副主任 田岡明美先生
公式HP : http://www.tdh.ac.jp
TEL:03-3910-7211

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TDH田岡先生 田岡 明美先生 PROFILE
衛生士専門学校を卒業後、歯科衛生士として勤務。その後、東京歯科衛生士専門学校で「歯科予防処置」を教えるかたわら、広報担当としてTDHのみならず歯科衛生士の周知に力を入れている。

東京歯科衛生専門学校
1942年に母体となる学校法人桜丘が設立される。その後1983年に歯科衛生士のための教育機関として東京歯科衛生専門学校が開校。現在までに1600名を超える歯科衛生士を輩出している。
学生の就職活動だけでなく、卒業生の出産育児からの復帰を積極的に支援し、現在の歯科衛生士不足にも学校として積極的に関わっている。
実習を初めとしたカリキュラムの充実さに加え、日本庭園をもつ邸宅跡を丁寧に生かした学習環境は学生にも好評で、学校は第1回北区景観賞に選ばれている。


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