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DBMコンサルティング(中編)


医院には、歯科医療の大切さについて啓蒙する義務


DBM宮原 : 歯科医療というものがまだ広く知れ渡っていないのが現状です。医院側は歯科医療の価値についてもっと説明しなければならないと思います。 痛くなったから治す、どうしようもなくなったから治す、という価値観では、歯科医療の価値は「歯の修理屋」の領域を出ません。もうちょっと違った領域、例えば、今さかんに叫ばれている「予防」など、もっと健康を造っていくという原点に歯科医療の価値があるのだということを訴えていけば、歯の悪い人だけでなくもっと多くの人に必要とされるでしょう。


でんたろう : 潜在ニーズを引き出す、ということですね。


DBM宮原 : ボーナスの時期に、旅行会社が「円安で旅行がお薦めだ」と言うのと同じこと。その仕事に従事している人、あるいは我々が、「とりあえず今は歯の治療をしなさい」と言わなくちゃいけないと。 みんなそれぞれ自分たちの売っている商品について売り込みをするわけですから、歯科医院も売り込みをしなくてはいけないと思います。ただ、どういった形でも歯科医院がそれを言うと、いろいろ・・・


でんたろう : 儲け主義だ、と?


DBM宮原 : ええ、儲け主義だと(笑)売り込んでいるよ、という風評が立ちやすい風土が歯科業界にあるとは思うんですよ。残念ながらね。


でんたろう : 確かに、自分も含めて、適切なタイミングで十分な余裕を持って歯の治療を行う、というのは決して優先順位の高い問題ではないと思います。 我々一般人の意識改革、アナウンスを行うのも仕事である、ということですかね。


DBM宮原 : そうですね。

優秀な人材は、囲っておきなさい。

でんたろう : 衛生士さんの数が限られる中、医院さんから人材確保について相談が多いかと思うのですが、その辺はいかがですか。


DBM宮原 : 女性が圧倒的に多い職場なので、結婚退職・出産退職というケースは男性よりもはるかに多いわけですから、医院さんにとって人材確保・育成というのは一番悩んでいるところですね。 我々がよく提言するのは、優秀な人材は、囲っておきなさいということです。子育てが終わったときに戻ってこられるよう、優秀な人材をウェイティングしておく。特に衛生士さんの場合、復帰したいと考えても、結構時間が経っているので技術的に自信がない、ついていけないんじゃないかという不安はよく聞きます。 だから衛生士さんの不安を解消する上でも、サークル化して年に1、2回は「現状はこうだよ」と伝え合う場所を作るということです。


でんたろう : 情報をお互いに交流する場を設ける、ということですね。


DBM宮原 : それから後は、保育援助・子育て支援ですね。たとえば、地方の医院さんの中では、医院の中に託児所を作り保育士を雇用している医院もあるんですよね。 これは、もうひとつ発展的に言うと、患者さんで子育て中のお母さんは、お子さんを連れて治療に通い、治療中は子どもを託児所に預けるとことで安心して治療を受けられる、ということにつながります。

技術偏向の教育から、人格教育へ


DBM宮原 : それから、人材の育成ですが、よく技術教育に偏向しがちなんです。我々が今いろいろな現場を見てきた中で、教養というか、一般社会常識的な社会教育といったものをしっかり身につけるような教育が大事だと思うんです。 これは前々から訴えていたんですけど、最近それに同調してくれる先生がだいぶ増えてきましたね。今はそういう仕事が広がっています。


でんたろう : 教養については、セミナーであるとか、講習会を開くという形でのフォローなのでしょうか。


DBM宮原 : ええ、それもそうですが、セミナーや直接医院にお伺いする頻度は多くて月に1回ですから、日々の啓蒙まで指導していくわけにはいきません。 そこで、ある兵庫県の歯科医院に、毎朝新聞のコラムの内容を1分間で発表し、最後に自分の感想も述べる、というスピーチを行ってもらいました。 半年くらい続いていますが、スタッフの皆さんは患者さんとの話題が豊富になり、人前で話すことにも慣れ、効果を発揮していますね。対話がうまくいくと自信が出てきますから、技術面にもいい影響を与えるようになります。院長から非常に感謝されています。


でんたろう : では、今スタッフが足りなくて困っている医院さんについてお話を伺えますか?


DBM宮原 : そうですね。実際、いい加減な形で採用して、すぐ辞めて、また募集して・・・とトータルコストが非常にかかっているんです。手間もかかるし時間もかかる。「歯科求人でんたろう」は、コストの面でも手間の面でもそこの問題をクリアしているいいシステムですよね。


でんたろう : ありがとうございます。


DBM宮原 : 一番合理的なのは、歯科衛生士学校の研修医院になることです。研修に来た衛生士というのはだいたい同じ医院に就職するということが多いんです。 面白いところでは、4〜5件の歯科医院と共同でバスを借りて、衛生士学校の学生を連れて医院ツアーを行い、「見学して気に入ったら、是非実習に来て下さい」というアピールをする医院さんもいます。


でんたろう : 皆さん様々な創意工夫をされていますね!

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